3消防本部合同水難救助訓練

8月18日(金)、渡良瀬川において佐野市消防本部、足利消防本部、館林地区消防組合消防本部が合同で水難救助訓練を実施しました。

3市は渡良瀬川流域で管内が隣接しており、合同で訓練を実施することにより水難救助技術の向上と近隣消防本部との連携強化を図ることで円滑な救助活動体制を構築することを目的に毎年訓練を行っております。

また、今回は佐野高校ボート部と佐野東高校ウォータースポーツ部ボート班の生徒の皆さんにも訓練に参加いただきました。

訓練は、ボートの練習をしていた佐野高校と佐野東高校の生徒が、おぼれかけている要救助者を発見し119番通報することで開始。災害通報を受信した佐野消防が船津川町の渡良瀬川左岸河川敷に現場指揮本部を設置するが、要救助者が複数かつ広範囲に及ぶことから近隣消防本部である足利と館林および栃木県消防防災航空隊に応援要請をするという想定で実施され、消防職員や高校の生徒など88人が参加し、ボートやドローン、防災ヘリを活用し水上捜索や救助が行われました。

訓練に参加し、応急手当を行った佐野高校ボート部の坂本妃織さん(2年)は「救急隊が来るまでの時間が長く感じた。考えてたよりも大変で、一人では難しいと感じた。今日の訓練を生かし、いざというときは役立てたい」と感想を語ってくれました。

訓練を総括した消防本部警防課の齋藤光昭課長は「近年は水難災害が多く発生しているため、渡良瀬川を管轄する足利と館林の3消防で一致団結し、協力体制をつくっていきたい。いざというときのために備え、訓練は今後も毎年行っていきたい」と講評しました。