4日(金)、栃木県立佐野高等学校のグループ「コネクトているず」の皆さんが、たぬま保育園に地元民話のオリジナル絵本を寄贈しました。
グループのメンバーは、磯村二葉さん、植木麻央さん、加藤日和さん、熊倉咲希さん、島田光さん、時田真帆さんの6人です。課題研究で佐野市の民話について研究し、絵本はユニバーサルデザインを考慮して点字化、音声化、多言語化、さらに配色にまで配慮した内容となっています。また、製作資金は、クラウドファンディングを活用して集めたというから驚きです。
題材は、地元の民話『炭屋の火の玉』。明治の終わり頃、小さな神社に祀られた神様が、火の玉により少年たちを導き、地元の恵まれた自然のすばらしさを伝えるというお話です。物語には、三滝、唐沢山、一瓶塚稲荷神社などの地元名所が数多く登場します。高校生たちは、郷土のすばらしさを市の内外に伝えられるよう、題材を吟味したといいます。
この日は、絵本を園児たちに手渡すとともに、製作した高校生たちが自ら園児たちに読み聞かせを行いました。園児たちは、歳の近いお姉さんたちの朗読に熱心に耳を傾けていました。