日本人初のプロクリケット選手誕生

1月26日(水)佐野市国際クリケット場において、佐野市在住の宮地静香選手(40歳)が日本人で初めてクリケットのプロ契約を締結したと日本クリケット協会より記者発表がありました。

宮地選手は、兵庫県出身で2001年に大学入学を機にクリケットを始め、2006年には佐野市に移住、同年開催された東アジア太平洋大会において初めて女子日本代表としてデビューしました。

以来、日本代表最多の70試合以上に出場し、現在、日本代表現役最年長プレーヤーとして活躍されています。

左投げ左打ちのオールラウンダーで、日本代表の投打の中核としてチームを牽引してこられました。

そして、日本代表として国際大会で活躍する傍ら、ニュージーランドやオーストラリアなど海外でもプレー経験を重ね、日本クリケット協会の推薦のもと、昨年12月7日にプロ契約を結びました。

契約した海外リーグは、2022年5月1日~15日にアラブ首長国連邦のドバイで開催される「FairBreakInvitational2022」というリーグで、30か国以上から約90人の選手が6チームに分かれて15日間で合計19試合が開催されます。

宮地選手は「念願のプロ契約が結べて嬉しい。自分の実力が世界で通用するかを試してみたい。日本人がクリケットをプレーしてることはあまり知られていなく、過去には日本という国名だけでプロ契約を断られたこともあった。私が活躍することで日本人選手への今後の道を作れればと思う。」と意気込みを語ってくれました。

今回出場するリーグでは、南アフリカの世界ランキング1位の選手や、世界一速い球を投げる選手など世界中からトッププレイヤーたちが集結します。

そのようなリーグに、日本代表として出場される宮地選手のご活躍をご期待いたします。

最後に宮地選手にクリケットの魅力を語っていただきました。

「やったことがなく知らないスポーツだったからこそ、無限の可能性があるということが魅力です。」