8月9日(火)、市役所にて「スマートセーフシティ佐野推進協議会」の設立総会を対面及びリモートで開催しました。
佐野市では、一般的に「デジタル技術を活かしたより住みやすい都市」という意味をもつ「スマートシティ」と呼ばれている概念に独自に「セーフ(安全)」の概念を加え、「スマートセーフシティ」という呼称を用いています。
これまで重視してきた市民の安全安心や健康増進などの「セーフ(安全)」の実現を取組の柱とし、その成果として目指すべき未来の佐野市の姿を、佐野市版スマートシティである「スマートセーフシティ」として位置づけています。
設立した「スマートセーフシティ佐野推進協議会」では、デジタル技術などを活用して市民が健康で安全に安心して暮らせる持続可能なまちづくりを進めることを目的として、官民連携で「スマートセーフシティ」を推進する体制の構築を図ります。
設立総会の開催にあたり、金子市長は「本市は、スマートセーフシティの推進をするため、今年度からデジタル推進課を新設した。デジタル技術をはじめとする先進技術が、市民の生命を守る安全・安心の仕組みの強化や、コロナ禍で感じている不都合なことの変革、さらには様々な分野での担い手不足に対する、解決の切り札となり得ると期待している。スマートセーフシティは未来のための挑戦である」と挨拶しました。
また、総会の第2部として栃木県CMOの小林圭介様に「「人」を中心としたサービスを考える」という題目で、自治体に求められているDX・デジタル化の必要性などについて講演をいただきました。
本日設立した協議会では、人口減少に伴う様々な分野における 担い手不足、災害の激甚化や感染症の大流行を通して感じている課題などについて意見を交換するとともに、会員が取り組む先進的な事例の紹介や情報交換を行う予定です。
さらに、企業や団体などが個別に所有する知見や、データ、技術、サービス、インフラなどを連携させて有効に活用することができれば、市民の利便性をより高めることにつながりますので、そのような検討も今後の課題となっています。