令和3年8月から着工した上下水道局の新庁舎建設が完了し、12月23日(金)に落成記念式典が開催されました。
現水道庁舎は、昭和44年に建設され、築53年を経過したことから、老朽化及び耐震性の不足の問題を抱えており、また、東日本大震災や令和元年東日本台風被害の経験から、災害に対応できる庁舎の改修が喫緊の課題となっていました。
機能性や市民の利便性向上などの視点から新庁舎建設に関する検討を重ね、新庁舎建設に着手し、落成に至りました。
現水道庁舎の敷地内に新築した新上下水道庁舎は、建築面積699.40平方メートル、延床面積1,199.24平方メートル、鉄筋コンクリート造、2階建て、高さ9.7メートルとなっています。
耐震性では、地震に対する重要度係数を通常の建物より高めた地震に強い建物となっており、浸水対策では、大規模な浸水等が発生した場合でも市内全ての水道施設を24時365日間監視できる中央監視室に加え、2階に重要な機器類を設置することで、非常時でも水道施設の監視が可能となっています。また、停電時においては同敷地内に非常用発電機が設置されており、その電源を供給できる設備を備えています。
落成記念式典では、新上下水道庁舎に人丸神社(小中町)の鯉を描いた日本画を寄贈してくださった池田キヨ様をはじめ、設計事業者のAIS総合設計株式会社様、施工事業者の篠崎・落合特定建設工事共同企業体様、昭和電機株式会社様、株式会社ケイノ様にそれぞれ感謝状が贈呈されました。
新上下水道庁舎の開庁は令和5年1月23日(月)を予定しています。
現在、水道課と下水道課は別々の事務所ですが、開庁後は、水道お客さまセンター・企業経営課・ 水道課・下水道課を新上下水道庁舎に配置し、上下水道に係る各種手続きを1箇所で行えるようになります。