佐野市出身のガラス作家が「日本伝統工芸展」新人賞を受賞

出身の吹きガラス作家である川辺雅規(かわなべまさき)さんが「日本伝統工芸展」新人賞を受賞されたとのことで、15日(木)、市長を訪問されました。

「日本伝統工芸展」は、日本の伝統工芸を現代に継承し、今日の生活に即した新しいものを築き上げるために開催されている国内最大規模の公募工芸展で、新人賞は若手作家の登竜門ともいわれます。

川辺さんは、中学、高校とバレーボール部に所属し、エースとして活躍されていましたが、大学時代にガラスの魅力に魅入られ、ガラス作家を目指されました。
大学卒業後は、国内で修行後、オーストラリアの世界的なガラス作家のもとで活動し、2016年から島根県出雲市に工房を構え、現在もそこで吹きガラス作家として活動を続けています。

今回の受賞を受け、川辺さんは「新人賞受賞の報を聞き、うれしさはもちろんあったが、もっと上の賞を狙っていたのでくやしさもあった。ガラスには、まだまだ一般に知られていない魅力がたくさんある。今後は、ガラスの魅力を一般の方にも知ってもらえるよう、より広く活動していきたい」と思いを語ってくださいました。