5月22日(月)、栃木県佐野警察署および公益社団法人被害者支援センターとちぎと「犯罪被害者等支援の連携協力に関する協定」の締結式を行いました。
この協定は、犯罪被害者等が受けた被害の軽減や早期回復、また犯罪被害者等のための施策などを推進していくに当たり、相互に連携、協力していくものです。
協定締結に当たり、佐野警察署の三森義功署長は「警察は、事案の真相や事実の解明ばかりに目が向いてしまい、被害者の心情面や経済面は二の次三の次になってしまいがちです。これからもセンターと連携し、被害者の心境やプライバシーに配慮しながら、適宜情報提供させてもらいたい」とお話しいただきました。
また、公益社団法人被害者支援センターとちぎの水沼富美男理事長は「日々、犯罪被害者支援に取り組んでいるセンターとしては、この連携協定を締結するということは被害者支援活動の推進する上で、大変心強く、力になる。市の条例は、今までになかった一時給付金含めた経済的支援も含まれておりますので、被害者の立場に寄り添った支援ができると思います。更なる充実をを図りたい」とお話しいただきました。
金子市長は「被害者がゼロということで、なくなることが1番良いということですが、いつどこでそのようなことに遭遇するか分かりません。被害者の心のダメージのケアをしながら、その対応に踏み込んでいかなければならないと思う。今日の締結をもって、もう少し踏み込んだ対応を行政としても考えていかなければない」と述べました。